敷地に高低差があり、降雪量が多いため基礎が高い別荘の増築工事が完成しました。(写真:増築前)
増築部分は敷地が下がっていて、既存建物と同じ高さにすると基礎のコストが高くなり玄関までの階段の段数も多くなるので、既存部分より60㎝程下げました。そのため、1階は既存部分と増築部分を階段で行き来する造りにになっています。2階はお施主様のご希望で床の段差を無くし、天井は8寸の屋根勾配に合わせて取れるだけの高さになっています。
増築部分の外周にはグラスウール、既存部分との段差により建物内の壁裏となる基礎コンクリートにはスタイロフォーム、床裏は既存部分にも発泡ウレタン吹付で断熱材をしっかり入れ、サッシは既存部分もトリプル樹脂サッシに交換し、断熱性能もグレードアップしました。
その他にも奥様こだわりのキッチン、内壁と同じ杉板を張った収納建具、夏にはご家族でバーベキューをと広く造られ鉄平石を配したテラス、既存部分の名残を所々に残し、元は内側からしか開けられなかったテラスドアに両方から開閉できるようにドアノブを取り付ける、など…ご家族の思いと職人の技が詰まった増築工事になりました。