厳しい冬を快適に過ごすために 「住宅」と言っても、工法、仕様、施工方法…さまざまあります。 住む人の使い方によって、何がベストなのかも変わってきます。私たちもさまざまな仕様で建物を建てています。安代の厳しい冬を快適に過ごすために、長年の経験から工夫を凝らしてきました。 そんな中、自社の事務所を建てようとしていた平成13年に出会ったのが、花巻市に本社がある株式会社ジョイ・コスでした。 省エネ住宅チャコの家。硬質ウレタンフォームと炭化コルクで作られた断熱パネルを使用した高断熱・高気密の家づくりは、自社の事務所から始まりました。 真冬でも 当社は安比高原スキー場から車で8分ほどのところにあります。真冬になると最低気温がマイナス10℃を下回ることもある、八幡平市(旧安代町)の中でも特に寒いところです。 それでも家の中は20℃を下回らないように計算して暖房を設置しているため、子供たちは裸足で歩き回っています。床暖房?と聞かれることがよくありますが、床暖房ではありません。 1階の床下と外壁面には105mm(床:硬質ウレタンフォーム80mm+炭化コルク25mm、壁:硬質ウレタンフォーム99.5㎜+合板5.5㎜)のジョイ・コス断熱パネル、屋根下部、天井裏はセルローズファイバー300㎜で建物全体を覆っているのです。 ジョイ・コスとは? 家の中に温度差を作らない 断熱材でしっかり覆った躯体は、更に気密シートと気密テープで隙間をふさぎます。そうすることで建物内に温度差を作らず、結露のしにくく(ということはカビが生えにくく)、冷暖房効率も良い快適な建物になります。 実は65歳以上の高齢者が交通事故の数倍もの割合で家庭内において不慮の事故で亡くなっており、その原因の大半が入浴中の急激な温度差による血圧変動(ヒートショック)による溺死だそうです。建物の中に温度差を作らないことは、ヒートショックを防ぐためにもとても大切なことなのです。 きちんと換気 断熱、気密をしっかりしたら、換気もしっかりとやらなくてはいけません。建物の容積、住む人数から必要な換気量を計算して24時間換気を行います。 換気が適度に行われると結露せず、生活臭の残らないクリアな空間が保てます。生活環境が変わっていないのに結露や臭いが気になってきたということは、換気口や換気本体のメンテナンスが必要だというサインです。 木造在来軸組工法 当社は建物に使用する木材の大半が地産地消、八幡平市産の木材を使用した「木造在来軸組工法」です。 地元の美味しい空気と水で育った木材を、近隣に住み地元を知る職人(自社雇用の熟練の腕を持つ大工、先輩大工の元で学ぶ若手の大工、永く付き合いのある各専門業者さんなど)がそれぞれの腕と経験と知識を集結させて一つ一つ心を込めて仕上げております。 「木造在来軸組工法」は、「プレハブ工法」や「ツーバイフォー工法」のようにスピーディーに仕上げることは出来ませんが、間取り設計の自由度が高く、施工中も変更したり追加したり移動したりすることが可能です。将来の間取り変更もある程度可能なので、数年後を見据えた間取りをお客様と一緒に考えて、納得のいく家づくりのお手伝いをさせていただきます。 さらに八幡平市には、新築増築する場合に利用することができる助成金制度がございます。自然豊かな八幡平市に、ぜひ家を建てて暮らしてみませんか? 八幡平市の魅力とは? 住宅だけではありません 住宅の新築、リフォーム、増改築、解体工事はもちろん、農作業小屋の新築工事やガレージの設置など、あらゆる工事を請け負っています。 窓ガラス1枚の交換から、冬は豪雪地ならではの屋根の雪下ろし、安比高原に建ち並ぶ別荘の修繕、薪ストーブ取付工事、蜂の巣の駆除まで(こちらは専門の業者に依頼されるのが良いかと思いますが…) 市内の小中学校や公共施設の工事なども多数、請け負わせていただいています。 真冬に解体工事を行ったことも…市内の中学校の運動会の陣地設営も… 地域に密着した仕事が出来るのが地元の工務店です。 株式会社ジョイ・コス岩手ジョイ・コス工務店倶楽部メンバー 当社は、株式会社ジョイ・コスの岩手ジョイ・コス工務店倶楽部のメンバーです。 炭化コルクを使用した断熱パネルのチャコの家、当社事務所が私どもが手掛けたチャコの家、第1棟目。あれから十余年、おかげさまで着工棟数20棟を超えました。 岩手ジョイ・コス工務店倶楽部ホームページ